SF・近未来約4分で読める
宛先の消えていく標高
標高千六百メートルの峠に、集配所がひとつある。窓の外はいつも、雲より上だった。夜明け前、平地のハブからトラックが登ってきて、荷を降ろしていく。それを彼は軽ワゴンに積み替え、三つの集落と、ひとつ…
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標高千六百メートルの峠に、集配所がひとつある。窓の外はいつも、雲より上だった。夜明け前、平地のハブからトラックが登ってきて、荷を降ろしていく。それを彼は軽ワゴンに積み替え、三つの集落と、ひとつ…