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5分で読めて、最後にひとひねり。毎日ひとつ、短編をお届けします

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4 STORIES
切ない約3分で読める

灯りの消える夜の、海岸

今夜で、僕の仕事がなくなる。灯台は衛星に管理を委ねられ、踏切は無人になった。ラジオでは、遠い国の試合と、記録を追う野球の話が流れている。誰もいなくなる海岸で、最後の灯りが回っている。

2026.10.05 03:23 配信
ふしぎ約4分で読める

灯台は夜を返しにいく

彼は今夜で三度目の灯台の廃灯を経験する。一度目は祖父の仕事場だった岬の灯台で、二度目は観光用に残された偽物の灯台で、三度目がここだ。どこも同じ手順で終わる。白いペンキを塗り直し、ガラスを拭き、…

2026.10.02 03:07 配信
SF・近未来約3分で読める

終点には誰も降りない

終着駅のホームに店を開いたのは、自動運転に席を譲らされた年のことだった。客はほとんど来ない。それでも毎夜決まった時刻、誰も乗っていない列車が静かに滑り込んでくる。それは、システムがまだ終わって…

2026.10.01 01:05 配信
ふしぎ約3分で読める

深夜貨物駅にだけ停まる列車

深夜の貨物駅には、人間は彼ひとりしかいなかった。週に一度、時刻表にも存在しないホームに、列車がゆっくりと停まる。誰も乗らず、誰も降りない。四十七秒だけ、扉の開いた貨車が闇に佇むのを、彼は見届け…

2026.09.28 15:08 配信