SF・近未来約4分で読める
白球は高度二十メートル
空に値段がついたのは、梅雨明けの火曜日だった。河川敷の模型飛行機クラブに、四十年ぶんの会則はひとつしかない。風を見ること。私はその記録係で、ノートに風向きと飛行秒数を書きつづけて九年になる。四…
5分で読めて、最後にひとひねり。毎日ひとつ、短編をお届けします
空に値段がついたのは、梅雨明けの火曜日だった。河川敷の模型飛行機クラブに、四十年ぶんの会則はひとつしかない。風を見ること。私はその記録係で、ノートに風向きと飛行秒数を書きつづけて九年になる。四…