本文へスキップ

5分で読めて、最後にひとひねり。毎日ひとつ、短編をお届けします

債権という幽霊

1 STORIES
切ない約4分で読める

題: 最後の直線が持ち上がる

終着駅の管理人は、朝八時に改札の錠を開けに行く。最後の電車が出てから三十七年、誰も通らない改札である。錆びてはいない。毎日、決まった方向に回しているからだ。待合室の時計は、午後五時四十三分で止…

2026.10.14 07:16 配信