ふしぎ約4分で読める
貸出零の書架で文字は芽吹く
地下三階の書庫には、一度も誰の手に渡らなかった本が、四十万冊眠っている。貸出記録ゼロの書架は、図書館のどこよりも静かで、私はそこが好きだった。誰にも読まれなかった言葉は、本当に死んだままなのだ…
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地下三階の書庫には、一度も誰の手に渡らなかった本が、四十万冊眠っている。貸出記録ゼロの書架は、図書館のどこよりも静かで、私はそこが好きだった。誰にも読まれなかった言葉は、本当に死んだままなのだ…