ふしぎ約3分で読める白湯の底で、地球が目覚める旅館の板前場には、深夜二時になると、白い湯気と師匠のため息が定位置に戻ってくる。彼は大根の桂剥きをしながら、源泉の温度計が毎晩零点三度ずつ、上に這っていくのを眺めていた。 2026.10.01 13:10 配信